干支と西暦の山に登る荏原山歩会だより


白馬鑓ヶ岳 鑓温泉 070818-19 2

【日 程】2007年7月29日
【山 域】白山系?
【山 名】取立山 m
【地 図】

「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。」
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。

【交 通】
【水 場】
【メンバ】富山橋他、合計人
【天 候】晴れ
【タイム】今回、
     
     


9:40、最初の雪渓、杓子沢
先程から水音が聞こえていましたが、なかなか近付かず、ようやくその沢が見えて来ました。雪渓
がかなり残っているとの情報だったのですが、登山道ではほとんど気になる様な量の残雪は無く、
涼しげな雪渓と沢の流れと言う感じでしょうか。 ここで少し長めに休んでいく事にします。
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天気は相変わらず、ガスがかかっており小雨も時々降っています。汗に濡れた体では、沢風の吹く
場所では涼しさを通り越しており、寒くて長居は出来ませんでした。
早々に前進再開、崩落地を避けたと言う、嫌な高巻道を登り下りをして進みます。
そこを過ぎても相変わらず登り下りが入りを交えての登山道が続きます。それでも、少しは高度も
上がった様で、残雪が遅に解けた場所には、登山道脇の花が目に付くようになりました。
今日の花撮影はガスと雨の暗さのため、綺麗には撮れないと思い、下山時には明るい曇り空を期待
し、撮影は明日に試みる事にします。
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10:20、落石沢
一面に落石が転がる沢に出会い、ここが何処だか良く判りませんでしたが、しばらく行くと、広い
雪渓に出会い、2回目の橋に出会って、たぶん落石沢と鑓沢だったのだろうと思い、ようやく鑓温
泉への最後の急登も近付いた事を知りました。
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10:30、鑓温泉への急登の下
手すりの付いたしっかりした橋を渡り、流れを越えると雪渓と花畑が広がっており、黄色の標識が
有って、鑓温泉への急登の始まりです。
一面のミヤマキンポウゲ、クルマユリ、オニシモツケなどが出迎えており、鑓温泉の歓迎花道です。
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後続はと見ると、疲れながらもバテなどは無い様子、もうここまで来たら皇族と離れても問題は無
かろうと、ピッチを上げて登り、お先に温泉までたどり着こうとの思いです。
10分も登ると温泉の臭いがして、なま暖かい流れに出合い、もうしばらく登って視界が開いた所
が鑓温泉でした。
ザックを下ろし、樋から流れ出している温泉で顔を洗い、後続を出迎えたのでした。
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10:50、鑓温泉
小屋で宿泊の手続きをします。今日はどうやら予想通り、宿泊者はそれほど多くは無い様で、7人
で110号の右左を使って良いと云う事で、畳一枚に一人程度の場所があてがわれたので、快適な
夜が過ごせそうです。
ここでビール!と行きたいところですが、今日の予定は県境稜線まで、いや、この時間とこの気力
ではもうそれは諦めなければいけません。
せめて鎖場を乗り越えて大出原まで登り、県境稜線を真近かに見える所で昼食にしようと提案しま
す。
もうすっかり疲れたので、もうここまでで良いかと思っていたメンバーもいた様ですが、ここで終
わっては後に禍根?を残す?と云う事で、半ば無理やり同行を求めたのでした。

11:40、大出原に向けて出発
荷物は昼食と必要品だけ、身軽になって上に向かいました。
天気もほんの少し回復をし始めたのでしょうか、雨の心配はもうありません、時々上方向の景色が
見える様になって来ました。
鎖場下に着くと、下山の20人以上のグループに出会い、それを待つ事10分以上、うんざりした
気持ちになった事、すっかり鎖場が見通せる様になった事なども有り、これ以上登ってビールを飲
むのは下山時に危険と云う声が出始めます。
普通ならこの程度の下りが有っても、頂上での宴会を止める様なメンバーでは無いのですが、今日
はもう限界が近いのでしょう。
それでも、何とか鎖場の上、更に大出原まで何とか引き上げようと、かまわず鎖場を登り切り後続
を煽ります。
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12:10、鎖場上部
しかし、全員鎖場を登った所で、何人かは大休止に入って座り込んでしまい、もう先へは動こうと
はしなくなりました。下の安全な所まで降りて昼食にすると言います。
仕方が無いので、私一人でも大出原まで登って、様子を見て来る事になったのでした。
鎖場の上から大出原まではわずか、空身なので急いでのぼれば10分程度、登山道脇には水も流れ、
昼食場所にするには最適のはずです。
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12:20、大出原
丁度ガスが晴れ、稜線まで視界が開いていました。もう稜線までそれほど遠くは感じません。しか
し、今日はここまで、記念写真を撮って下山にかかる事にしました。
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下山は走る様にして鎖場へ、鎖場の上にいた同行者は、下山を始め鎖場を降り切った所でした。私
も合流して、手頃な場所を見つけ、ようやく皆が昼食に有り付けたのでした。
昼食が終われば、小屋に戻り寝床を整えると、する事も無し、ゆっくりと温泉に浸かったり、足湯
に浸かったりして、ここまでの疲れを癒し、少々ビールを頂いたりしていると、もう夕食の時間で
した。
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夕食は時間の節約のため飲酒禁止、効率的ではありますが、ちと口寂しい感じの夕食でした。
満腹になればアルコールもさほど受け付けず、少し雑談などして寝床に潜り込んだのでした。
ぐっすり寝たと思って目覚めたら、未だ1:00、トイレに行き風呂を覗くと無人と云う事で、
夜空を見ながら温泉に浸かり、再度布団に潜り込んだのでした。

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