干支と西暦の山に登る荏原山歩会だより


初冬の山 極楽坂山 


【日 程】2007年11月25日
【山 域】北ア富山県
【山 名】極楽坂山 1043.3m
【地 図】

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「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。」
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。

【交 通】
【水 場】
【メンバ】富山橋他、合計8人
【天 候】晴れ
【タイム】今回、
     
     


荏原山歩会定例山行です。
近くである事、1000m程度である事、登山口近くまで確実に車で行く事が出来る事、と云う事
で、今回はスキー場の山、極楽坂山に行く事になりました。
ところが、思わぬほど早目の積雪が有り、考えていた登山口まで車で行く事は無理かと思ったので
すが、スキー場で工事をしており、標高500m辺りまで除雪がして有る事を知り、そこからなら
歩いても良しと云う事で、計画は変更せずに実施しました。

朝7:00、少し早過ぎるかと思う時間に集合・出発、除雪終点のスキー場の中腹までは問題無く
到達、その先もわだちが続いており、特に問題無く標高600mの登山口に付く事が出来ました。

7:45、登山口着
駐車場と云う広場は無いので、道路幅の広い場所に駐車、車で2−3分行った場所に、東屋と広い
駐車場所が有るのですが、そこから歩くと車道歩きになります。

7:55、登山口発
積雪10cm程度でしょうか、ほとんど気にならない程度の積雪です。登山道に入った途端に見え
始める立山連峰のパノラマにまず歓声を上げ、登り始めます。

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今日の参加者は、男性5人に女性3人の計8人、やや少なめではありますが、特級美女(昔は?失
礼)3人が居るので、何となく華やかなのであります。
辺りは明るい雑木林で、ミズナラが多く、所々にナツキツバキが目立っています。ほんの数本です
が、幹周1m程度のブナも見る事が出来ます。

8:15、尾根に出る 
750m 尾根の反対側の視界が開きますが、見えるのは近くの鉢伏山辺りで、他はその山陰になり
遠望は効きません。

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登山道はやや濃くなった雑木林を行く様になり、視界が開かなくなり始めます。何故か、途中にベ
ンチが設置して有り、ゴミ籠まで置いてありました。(ただ、ゴミ籠は投入が出来ない様に伏せて
ある)今時、珍しい整備の仕方をした登山道です。

やがて登山道は左側が杉植林、右側が雑木林になり、肝腎の立山のパノラマが見られないままの歩
きになってしまいます。

8:50、良いものミッケ
積雪20cm程度、展望も無いので雑木林を見ながら歩いていると、朽木が有り積雪20cmの上
にキノコの頭がちらりと見えています。
はて、と思って近付いてみると、ナメコでした。雪も掻き分け見てみると、全周にビッシリと肉厚
の上等品が並んでいました。早速、昼の味噌汁の具にと有り難く頂戴しご満悦と相成ったのでした。

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登山道は急登にかかります。積雪は30−50cmになったでしょうか、だいぶ抵抗を感じる様に
なり、カンジキが有った方が良かったかと思わせました。

9:30、金山ゲレンデ上
もう使ってはいないゲレンデですが、リフトの残骸が有り、切り開いてあるので、展望が開いてい
ます。
立山の獅子岳・鬼岳・竜王岳から始まり、雄山・大汝山から毛勝三山などがパノラマで展望が出来
ます。今日は気温がやや高いので、霞むかと思ったのですが、視界はくっきりとして最高でした。

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今日の登山はここまででも良いのですが、時間が早いので、この先に見える頂上まで登る事にしま
す。
積雪は60cmを越すほどになり、結構時間を要します。はっきりとカンジキが必要だったなと思
いながら一歩一歩進みました。
最後の100mほどは、全員でトップを交代しながら、ラッセル体験をして頂上にたどり着きまし
た。

10:00、極楽坂山頂上、1043.3m
スキー場側は展望が開いていますが、立山の方向は樹林がやや邪魔になり、すっきり展望が出来ま
せん。尾根反対側に北ノ俣岳が見えている様ですが、これも杉植林が有って良く見えません。

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積雪はたっぷり、雪テーブルを作るのには不足はありません。丁寧にテーブルとベンチを設置、昼
食の準備に取り掛かりました。
鍋はナメコ・ナメツムタケ・スリミが入った具沢山の味噌味鍋、ゆっくりとその味を楽しんだので
した。

11:30、下山開始
2匹目のドジョウがいないかと目を凝らしながら降りたのですが、残念ながらそれはかなわず、登
山口に到着してしまいました。

12:40、登山口 inserted by FC2 system