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富山橋の山情報


2006年11月4日 秋深し、今年2度目の銚子ヶ峰 2/2


06年11月4日

あまりにも早い就寝だったので、良く寝たなぁーと思って目が覚めたら、未だ3日でした。その後は眠って
目が覚め、眠っては目を覚ましを繰り返し、トイレが我慢出来なくなったりして、起床したのが5:00で
した。

夕方から先程まで明るかった月は沈み、白みかけた空には星が見えていました。少し雲は有りますが、今朝
は御来光を見る事が出来るででしょう。
と、云う事で準備をし頂上に向けて出発、カメラと水だけを持ち、ヘッドランプを点灯し熊鈴を鳴らし、日
の出前の到着を目指します。

10分も登れば北アルプスのシルエットが見え始め、丸山の左肩から御岳の姿が見え始めます。空の色はも
う真っ赤に染まって、日の出の準備を済ませている様子です。

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母御石前ではもう日の出寸前かと思わせ、こちらの足取りも思わず急ぎ足になります。母御石のピークを越
え、少し下って笹原を行く様になるともう安心、何時御来光が有っても見る事が出来る様に展望が開けます。

45分で頂上到着、もう辺りはだいぶ明るくなり、銚子ヶ峰から一・二・三ノ峰と続く尾根や、その先の別
山が写真に撮れる様になっていました。
遠くには日の出前の北アルプス、真っ赤に染まった空に御岳の大きな山容が有ります。今日の御来光はその
御岳の付近からでしょうか、上空の雲が一際明るくなっています。

6:20、御来光、日の出は何時見ても心がわくわくします。新しい日の始まりは、何か良い事が起こるか
もと希望が湧く気分です。祈り事などはしませんが、しばし、その荘厳な光を浴びて心を清めたのでした。

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満足した気分で下山、すっかり明るくなった登山道を見ると、枯れ草に霜が降り、やはり冬の様相を見せて
いました。
泰澄大師の母君ゆかりの母御石を改めて眺め、昨日入り込んだ藪のブナ林も眺め、小屋に戻ったのでした。

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後は朝食を済まし下山するだけ。材料を準備して来たのですが、昨日の残り物を使って、得意の雑炊です。 残り物を持ち帰るのは嫌だと、無理矢理全部を胃袋に処分、持ち帰るのはゴミと乾いた物だけにします。
食事が済む頃には一番乗りの登山者が到着し始めです。昨日の山シャツはどうなっているか聞いてみると、
しっかりと残っていたとの事でした。

御世話になった小屋と維持してくれるボランティアに感謝し、小屋内を掃除して下山にかかりました。

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下りはあっけないものです。すぐにおたけり坂に着き難無く通過、ブナの落葉をサラサラと音を立てながら
進み、対岸の紅葉が綺麗だとかと言っている内にもはや終盤でした。

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例の山シャツも無事回収(枝に掛けておいてくれたご夫婦の方、ありがとうございました)、もう一度大杉
を眺め登山口到着でした。

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