干支と西暦の山に登る荏原山歩会だより


2006年9月9−10日 
苗場山「有名な山、山旅」


私としてはこれ以上無いほどの大名山行です。25人乗り貸し切りバスに貸し切りバスに11人、
朝5時に出て9時過ぎ小赤沢3合目登山口着、9:30頃からから登り初め、頂上ヒュッテ着13
:30頃、そこで一泊して下山でした。
下山したら未だ9:30、温泉に漬かりビールで乾杯!、その後はバスの中でビール三昧、ワイワ
イ・ガヤガヤ、年寄りの遠足状態でした。費用22000円也、豪遊でした・・・(器が小さいで
すね)
今の時期、花はほとんど無し、紅葉も無し、展望も無しかと思ったのですが、これは少々見るもの
が有りました。でも、映像はありません、(有りますが、DV映像の抜き取りです)静止画のほとん
どがピンボケでがうまく撮れていませんでした(ーー;)

http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/100094900b23deb516e3b05c542ffab118c63f430/91575310479797511

5:10頃、富山出発途中松之山美人林に立ち寄りました。何故?、この美人林は広さ3ヘクター
ルの整備の行き届いたブナ林ですが、我が山歩会と森林ボランティア仲間は、最近、標高500m
地点で、この広さと同じ3ヘクタールの放置林を整備し始めました。将来はシラカバ林にしようと
言う構想があります。
しかし、最近の自然保護の流れから考えるに、シラカバ林よりブナ林の方が良いのではと思い、同
じくボランティアが整備すると言う、松之山美人林を参考に見たものです。

9:20頃、小赤沢3合目登山口、〜9:40
登山口には広い駐車場と小奇麗なトイレが有り、そこで準備を整え登山開始、標高1300mから
1200m足らずの登りですから、鼻歌混じりの出発でした。
画像


登山道が尾根道になると、露出した木の根が登山道を覆い、登山者の多さを彷彿させます、と云う
か、オーバーユースを感じさせます。

画像
ここには良いブナ林が有るとの報告が有りますが、それは3合目より下になる様で、ブナ準林に出
会う事はありません。そのブナも、4合目の水場を過ぎるとほとんど見えなくなり、次第に針葉樹
とダケカンバが主体の樹林になって行きます。
ところで、今日は朝から全く寒さを感じません。それどころか、遅く登り始めている事も有って、
気温が高く噴出す汗は真夏と同等以上です。何か変?

10:50、5合目


画像

11:40、水場 5合目半辺りに水場が有り、夏場には枯れてしまうだろう細い水場が有り、そこ
を過ぎると急登に変ります。

画像

樹林が続きますが、時々視界の開いた場所が有り、対岸の景色が見えています。何処が見えている
のか判りませんが、立ち止まっては景色を眺め、ゆっくりと登ります。
6合目から7合目まで15分やら、7合目から8合目まで25分やらと書いてありますが、とても
その様な時間で登り切れず、昼食予定場所に着いたのは、だいぶ時間が過ぎていました。


13:00、8合目半、頂上台地の端この先傾斜も緩く危険が少ないので、昼食小宴会の時間にな
りました。汗で塗れた上着が乾くほどに時間をかけてゆっくりでした。

画像
さて、再出発しようとしたところ、一人がアクシデント、両足が攣ってしまったと云います。こん
な事も有ろうかと、いろいろの処置をして見ますが、回復の様子が見えず大心配でした。
これは、もしかしたらツェルトを張らなければならないかな?と思った頃、下に履いていたCWXを
脱いで見る事になり、そうしたところ急回復、ゆっくりの昼食の上、更に遅れて、ようやくの再出
発でした。
後は小屋まで事も無し、遅れ遅れになりながら何とか到着、受付を済ませ、頂上三角点にも達する
事が出来ました。

15:30、苗場山頂上 三角点


画像


小屋前で何事も無かった様に食前の宴会、夕食も宴会、夕食後も!!と思ったのですが、満腹のた
め時間待ちをしている内に眠ってしまい次の朝になってしまいました。
明けて9月10日雲海たなびく良い天気その上夏より爽やかな気温、ご来光も見えそうと外に出ま
す。
ご来光の展望ポイントは、頂上遊仙閣の東側、尾瀬の燧ケ岳や至仏山(と思う)が見える場所です。
周囲には山々が沢山見えています。ほとんど同定は出来ませんが、谷川岳や武尊山・皇海山なども
見えているのでしょうか。 妙高・火打山の先には、北アルプス後立山が連なって見えていました。
振り向けば、浅間山や志賀の山々が見えていました。

画像


朝食を終え下山です。下山もアクシデントが起きない様、かつ予定時間に合う様、早めの出発、ゆ
っくりの行動です。

画像


8合目から5合目半までの急下降を無事クリア、滑りそうな丸太の輪切り道もこなし、露出した根
の道は乾いて滑ることも無しで無事下山する事が出来ました。


画像

予定より少し時間がかかり、3時間の所要時間、でも予定通りの待ち合わせ時間に、バスの待つ3
合目登山口に到着でした。


画像

切明温泉で汗を流し、昼食材料を仕込んでカヤの平へ移動、冷たく美味しい水で蕎麦を茹でて冷や
し蕎麦で小宴会。用意したアルコールは完飲したのでした。ここでは、やはりボランティアの森の
参考にと、シラカバ・ダケカンバと整備ブナ林を見学、帰途に付いたのでした。



inserted by FC2 system