干支の山と西暦の山に登る荏原山歩会だより
2006年10月15日 岐阜県 川上岳(かおれだけ) 1625.4m
「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、 50mメッシュ(標高)を使用しました。」 国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。 ルート記入はカシミールで作成しています。 |
【交 通】マイカー3台で、位山峠経由、山之口登山口
【水 場】登山口、大足谷渡渉点、1450m大足谷源頭
【メンバ】12人
【天 候】晴れ
【タイム】
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川上が何故「かおれ」か?、ま、検索したら何かヒントか、ズバリ回答が出てく
るかも知れないので、興味が有る方は調べて下さい。
ただ、私は何となく「川の水源(うれ)の山」と云う意味から、上と云う字を充
てたのでは?と思っています。こんな例は白馬岳(しろうまだけ)も同じですね。
位山三山には神々の恋物語伝説が有りますが、それは2005年晩秋にこの山を
訪れた時に書いたので今回は省略し、今回の山之口ルートでの山行を、簡略紹介
する事にします。
その前に、水場とトイレの情報です。
水場もトイレも無いという情報が多い様ですが、水場は登山口と登山道を少し登
った渡渉点と1450m辺りの大足谷源頭部に有ります。(ただし、源頭部は枯
れる事もあるかも)
又、トイレは頂上を越えて100mほど行った左に、ブルーシートで囲った場所
がありました。
5:00、富山発
富山からは、高山市街を通り過ぎ、モンテデウス位山スキー場の案内を見て行き
ます。スキー場下は道の駅になっており、ここでトイレ休憩や朝食をします。
道の駅を出て、位山峠に行くと道は狭くなり、どんどん下って山之口の集落に入
ります。細い右分岐があり、裏しか見えない標識を表に廻って見ると、川上岳の
表記が有り、位山山荘の前を通過して、無舗装林道を進みます。
ガタガタ道は5Km程度、ゆっくり行けば普通の乗用車も行けますが、我々は3
台とも4駈車で、難なく林道終点到着でした。
林道終点は大足谷の橋を渡った所で標高900m辺り、ゲートが有り辺りには2
0−30台は止められそうな駐車場が有ります。
8:10、出発
登山道は車道跡か、広く緩い傾斜で始まり、しばらく大足谷左岸に沿って登りま
す。大足谷を渡渉すると急登が始まり、スギとヒノキが見える植林に入ります。
整備は誠に良いのですが、1400m辺りまで続く単調なジグザグ道はいけませ
ん。登山口に癒しの森」とかの標識が有りましたが、この植林を見ながら登るの
は今一です。
(推測ですが、この道は、植林した時の作業道を利用した登山道ではないでしょ
うか?)
9:40、尾根に出て、展望台
雑木林に変るのは1時間半も登った尾根で、樹林を刈り開いて有り、御嶽山と乗
鞍岳が見える様になっていました。
でも、朝から曇次第に晴れ上がって行く空模様ですが、ここでは未だ霞んでいて、
写真に撮れる状態ではありませんでした。
さて、ここからが本当に癒しの森です。登山道は緩い傾斜で登り、ブナ混じりの
雑木林は、紅葉・黄葉で賑やかになります。
大足谷対岸に目的地、川上岳が見え、その山肌は緑地に燃える赤と、素晴らしい
紅葉が見えていました。
登山道脇はブナの黄葉、コシアブラの淡い黄緑も冴えて見えます。