干支と西暦の山に登る荏原山歩会だより


2006年6月10−11日
新潟県・富山県朝日町 栂海新道 犬ヶ岳 1593m


干支の山に登る荏原山歩会、今年の山は「犬ヶ岳」1593mです。
富山・新潟県境に有るこの山と言うより、栂海新道の栂海山荘が有る山の方が判りやすいかも知れません。犬の山最高峰です。
標高は低いのですが、登山道はアップダウンが多く、とても厳しい山です。

地図

「この地図の作成にあたっては、国土地理院発行の数値地図25000(地図画像)、50mメッシュ(標高)を使用しました。」
国土地理院の成果の使用・複製に当っては、規定を守って下さい。
ルート記入はカシミールで作成しています。
山姥洞ルートから白鳥山は、「何処でも名山」の北さんのデータを拝借しました。

まずは登山口の坂田峠です。

画像



いきなりの急登、金時坂、はやる気持ちを抑え、ここは出来るだけゆっくり登らないと、ペースを乱します。

画像



水平道になり、登山口から1時間ほどでシカリバの水場です。ほとんど雪に埋まっており、未だ朝早かったのか水はほとんど流れていませんでした。

画像



金時坂を過ぎれば、白鳥小屋までは急登は少なく、比較的楽な登りですが・・・
荷物が重いので、ペースが遅くなり何時もの所要時間で歩くのは無理
3時間ほど要して、ようやく白鳥小屋到着

画像 画像

まだまだ犬ヶ岳は遠い、未だ行程の半分にも達していません。

画像



残雪の量は先週より少し減っただけ、でも登山道に残っている場所はほんの少しです。
登山道は尾根に有り、残雪は雪庇の名残なので、登山道には残雪は無いのです。

画像



小さなアップダウンをまじえ、最低鞍部まで200mも降ります。
こんな所にニガナ、山に多いのはハナニガナなのですが、種が人に付いて来たのでしょうか。

画像



200m上り返し下駒ヶ岳、まだ11:00ですが昼食休憩です。まだまだ先が長いので、宴会は無しです。

画像



昼食後、このルートで一番の急坂を降ります。山肌がずいぶん崩落しています。
また、100m以上もの下りです。

画像



菊石山へも100m近く上り返しがあります。
菊石山から黄蓮山はブナ林になっており、少し癒しの道になります。

画像 画像
ブナ林
画像
ブナ林



菊石山からも少し下って黄蓮山の急登にかかる前に水場が有りますが、ここはしっかりと残雪に埋まり、遠くに水音が聞こえるだけ、水は得る事が出来ませんでした。

黄蓮山に着きました。やっと白鳥山より高度が高くなりました。

画像

犬ヶ岳も心なしか近付きました。
後どのくらいで小屋に達する事が出来るのでしょうか。

画像



黄蓮山が過ぎても未だ少しのアップダウンが有りますが、ようやく心に余裕が出来たか、花が次々と見えて来ました。
でも、荷物が重いので低い姿勢で撮影するのは無理、ピントもそこそこに撮影です。

キクザキイチゲが未だ咲いています

画像 画像
ニシキコロモかな?
画像 画像
マイヅルソウ シラネアオイ

小屋寸前です。「後1分で小屋到着」の声をかけます。

画像



栂海山荘到着、白鳥山から4時間もかかりました。
まずは小屋前の雪でビールを冷やしましょう!

画像



頂上までは10も有れば登れます。
頂上への道も花一杯でした。

画像 画像
ツバメオモト シャクナゲ
画像
アカモノ

そして頂上、記念撮影、今年の年男は私、「富山橋」だけです。今月60歳になりま〜す(*^_^*)

画像



inserted by FC2 system