干支と西暦の山に登る 「荏原山歩会」だより


2005年7月17−18日 北岳 つづき

2日目
肩ノ小屋発、3:30−北岳頂上、4:00ー頂上発、4:50−5:10肩ノ小屋発、5:55−7:30御池小屋発、8:15−10:10広河原山荘、ー広河原発、11:30−北沢峠、12:00−戸台口、13:30

良く寝たなぁ、と思って目を覚ましたら未だ1日目の夜、22時頃でした。そう云えば、
夕日も見ない内に床に入ったので、もう4−5時間も寝ているのです。下界で23時に寝
たら、もう外は明るい時間帯のはずです。
睡眠時間の関係もあるでしょうが、何だか暑くて寝苦しく、その後はなかなか寝付く事が
出来ず、他人のいびきを聞く事になってしまいました。

さて、御来光の前哨は4:30頃からと云う事で、頂上まで1:00を要するとして、3
:00の起床です。
外に出て見ると、眼下の夜景と星空が綺麗に見えていました。どうやら、絶好の御来光日
和になった様です。
ライトを点灯して頂上ルートに取り付き、踏跡をしっかり確認しながら登ります。頂上手
前のピークを巻く所を見逃し、ピーク経由になりましたが、無事東が白み始めた頂上に到
着でした。

白み始めた東の空

平地が25℃ならここは約6℃、少し風も有って寒さが身に応えますが、待つ事30分、
東の空が真っ赤に染まった後、たなびく雲の上に御来光を見る事が出来ました。

御来光 未だ寒い

次第に明るくなり、自慢の展望も見えています。富士山・鳳凰山・駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・間
ノ岳・塩見岳辺りが近く見えました。

鳳凰山 間ノ岳・塩見岳
仙丈ヶ岳

続々と頂上を目指す人達が登って来ますが、我々は多少先を急ぎますので、一しきり展望
を楽しむと下山開始です。
帰り道では八ヶ岳や北アルプスの山々まで見え、展望は小屋前でも未だ続いていました。

小屋では休む間もなく下山準備を整え下山開始、昨日のアクシデントも有るので、少しで
も余裕を持って置かなければいけません。

八ヶ岳

小太郎尾根から分かれると展望も終わり、草滑り道に分岐すると、ダケカンバ林斜面をジ
グザグを切りながら長々と下り、嫌気が募った所で池が見え、ようやく御池小屋到着でし
た。

ダケカンバ樹林を下る

振り返ると御来光を見た頂上付近が見え、もう懐かしい思いがします。池は昨年の大雨で
埋まったか、泥を揚げた形跡が見えました。お世辞にも綺麗とは云えない池で、サンショ
ウウオも住み着いていない様子でした。

小屋も何年か前に雪崩れに合ったとかでしたが、現在新築中で、これは南アとしては立派
なものが出来る様子でした。

御池小屋から草滑り道を振り返る 立替中の御池小屋

少々遅くなりましたが、美味しい水の有るここで朝食を済まし、下山道はそのまま御池コ
ースを下山、日影になるのは良いのですが、展望の無い樹林を延々と下るのは相当にきつ
い様でしたが、小休憩を入れながら何とか無事大樺沢道に合流、広河原山荘で冷たい生ビ
ールにありついたのでした。

大樺沢道に合流

ビールを楽しんでいたら定期バスが出発してしまい、待つ事1時間、臨時バスで北沢峠へ、
順調にバスに乗り継ぎ戸台口の仙流荘で一風呂を浴びて富山に向ったのでした。

>高遠で立ち寄った蕎麦屋「華留運」の紹介<
長谷村から高遠に向かい、トンネルを抜けるとT字路になり、右折して伊那に向うと、大
きなUターンを過ぎた所に高遠蕎麦の店が何件か有り、その内の一軒です。主人は山のベ
テラン、山好きなら一度立ち寄っては如何でしょうか。
高遠蕎麦、美味しいです。


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