干支と西暦の山に登る「荏原山歩会」だより


6月6日
「干支の山旅」 富山県上平村 猿ヶ山(1447.8m)


元旦に干支の山として猿倉山に登ったものの、これは「荏原山歩会正式」の正式行事ではな
かったので、今回が正式の干支の山山行になります。
ブナオ峠か袴腰山下から登るこの山は、冬の林道通行止めが5月末まで続くので、6月に入
ってからの山行になりました。丁度その頃はススダケ(ネマガリタケ)のタケノコ最盛期に
当り、それを採りながらの山行も楽しみです。

6:30頃 荏原公民館発
標高差500m足らず、歩行所要時間は約2時間余りですが、ネットによる秋の情報では、
藪が相当茂っており、歩き難いとの事も有り、タケノコ採りの時間も考慮して、所要時間4
時間程度を見込んでの早い出発でした。

天気予報は晴れから午後には雨も降り出すとの事で、出来るだけ早い時間の行動としていま
した。

H北陸とH海陸道を使って五箇山へひた走り、1台の車のカードが料金所の機械から出てこ
ないト言うトラブルが有りながらも、道の駅ささら館でトイレ休憩を済まし、ブナオ峠到着
したのは、8:00過ぎと予定より少々遅れました。

人気の山、大門山の登山口でも有り、すでにそこには登山者か山菜取りかの車が20台近く
も押し寄せており、大盛況の登山口でした。

登山口の車


08:25 出発
取り付きは大門山登山口と道を挟んで反対側、細ブナながらブナ純林で始まります。気分の
良い適度な傾斜の登山道がしばらく続きます。天気こそ最高とは云えませんが、小鳥のさえ
ずりも気分良く聞こえルンルン山行の始まりでした。
左下にモリアオガエルの卵がすずなりの木々と池が有ります。周囲100mも無い小さな水
溜りですが、カエル達の自然の営みも見えていました。

素直に伸びたブナ林 モリアオガエルの池

09:00 青木兄弟遭難碑
大獅子山の左を巻いていた登山道がここで尾根に合流します。登山道が藪になるならこの辺
りからかと思っていたのですが、その様な様子は無く、何の障害のも無く進む事が出来ます。
登山道脇にはススダケも見えて来ましたが、未だこの辺りでは採取意欲をそそるほどの事は
ありません。

採取意欲が湧き始めたのは、10:00過ぎ1200m辺りでしょうか、ザックを降ろして
藪に入り、思い思いにタケノコ探しでした。
もう伸び過ぎたものが多い様ですが、それでも何時もの山より良いものが見つかる様で、歓
声を上げながら、しばし、山菜採りを楽しんだのでした。

10:40 1368mピーク下展望台(1330m辺り)
猿ヶ山登山で唯一展望の効く場所です。白山北方稜線の山が見えていました。大笠山と笈ヶ
岳の先に頂上を雲で隠した白山も見えていまいた。しかし、この山は展望を楽しむ山で無い
だけに迫力は今一、皆さんもしばらく止まっただけで、足早に通り過ぎて行きました。
目的はススダケ?、その後も登山道脇には次々とススダケが顔を出していました。

東方向の展望はほとんど無し

右側は斜面が緩く展望は有りませんが、左側は傾斜が強いので、近くのブナ林の様子が見え
場所が有ります。
巨木・大木は見当たりませんが、苔を付け新緑を広げたばかりのブナの林立も楽しむ事が出
来ました。
猿ヶ山のブナ林との出会いは1997年以来、もう7年振りになります。あの頃は今日の様
にブナ林を巡り歩く事になるとも知らず、全身ずぶ濡れになって藪を漕ぎ、わずかに見える
このブナ林を眺めてブナオ峠に降り、そこで力尽きたか、ブナの妖精に引き止められたか、
ついにテン泊になった運命のブナ林です。
今日のブナ林、藪情報が有りましたが、見通しは悪いものの、所要時間を増やすほどの事は
有りません、多少顔に当たってうるさい程度でした。

ブナ林 ブナ林


やがてススダケもブナも途切れ、樹林の背丈がやや低く感じる様になると、頂上台地が近付
いた様です。
先程からわずかに残る残雪が見えていましたが、これから先には残雪が無いだろうと、ここ
で袋にビールと雪を入れ頂上に向かいました。
頂上には途中で追い越して行った2グループ20人近くが陣取っていましたが、我々も何と
か居場所を確保出来るスペースが残っていました。

11:30 猿ヶ山頂上
頂上は潅木より少し高い木が茂り、視界は全く無しです。三角点と標識、20−30人が座
れる切り開きが有るだけです。
展望よりも昼食宴会、まずは雪でキンキンに冷えたビールで乾杯、採って来たタケノコで味
噌汁やら煮込みやらを作り、持ち寄ったつまみにを味見し、思う存分宴会を楽しんだのでし
た。

頂上の賑わい 記念撮影

帰りは少し取り残した山菜を採取しながらの下山でしたが、途中で雨がポツポツ落ち始め、
急いでの下山になりました。
それでも、ブナオ峠のブナ巨木を見物し、降りてはくろば温泉で疲れを癒し、ゆっくりくつ
ろいで家路に着いたのでした。

時 間:
4:40荏原公民館−8:10五箇山IC−8:10ブナオ峠8:25−11:30猿ヶ山頂上12:40
−14:35ブナオ峠

登山道:有り
水 場:ブナオ峠で沢水、道の駅などで用意した方が良い


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