干支と西暦の山に登る
「荏原山歩会」だより


2002年6月2日
「ブナと試練の山」 富山県 鍬崎山 2089.7m


アプローチのゴンドラが、平素8:30から16:00ですが、この日は7:00過ぎから16:30まで運転されると云う事で、この時間に合わせてなら「荏原山歩会」でも日帰りは可能と云う事で、鍬崎山が計画されました。
しかし、リーダーや経験者が当日都合が悪く、計画中止になりそうになったのですが、登りたかった有志が、当日開催される登山会も有り、道に迷う事などは無いだろうと、計画を継続していました。

都合が悪かった春田さんと私も数日前になって都合が付き、計画に便乗させて貰い、当初計画の様な形で実行になりました。

大品山頂上の「千手ブナ」

天気予報は晴れ、ゴンドラ上駅出発は予定より30分以上も早くなり、何とか頂上までは達する事が出来そうとの期待を持って出発でした。

まずは瀬戸蔵山のブナ林を眺め、大品山前のブナ林で気分を癒し、大品山までは佐々木夫妻が多少遅れながらも順調に到着です。

大品山から100mほど下降、鞍部から800mの登りの開始です。先を行く登山会の団体がゆっくり登るペースに合わせて登り、登山会が休憩した所で先に出て、我々の休憩はもう少し先にしました。
それ以降は我々の方が先に行く様になってしまい、思っていたよりペース早くなってしまいました。そのペースでは佐々木夫妻が着いて来れず、次第に離れてしまいました。しかし、夫妻相談して制限時間まで登るか、停滞や下山を決めてくれるだろうと、そのまま登りました。

1756mピークから頂上

ロープ場を過ぎると大品山と頂上の中間点も越え、大品山1.9Km−鍬崎山1.6Kmの標識の有るピーク(1756m)に出ます。
現在10:20、残り所用時間1:30から2:00と云うところでしょうか、これから先は休憩を入れながら登っても、12:00過ぎには登頂出来るでしょう。
立山の頂上付近には雲がかかっていますが、展望を眺め、やっと満開を迎えた山桜やタムシバ・ムラサキヤシオ等を愛でて登りました。
頂上直下100mほどになると、足が攣ったと云う人も出て心配しましたが、頂上には予定より1時間も早く11:40頃に到着してしまいました。

頂上、薬師岳と右端に黒部五郎岳

頂上は登頂者で満員だったので、頂上近くの雪渓に移動し、余裕時間を昼食タイムにしました。昼食が終わる頃には、満員だった頂上も空いて来て、我々も記念写真を撮って下山する事にします。
集合写真の準備をしている所に、ひょっこり佐々木夫妻が登頂でした。もうとっくに登頂を諦めているだろうと思っていただけに驚きでした。タイムリミット限界の先行より1時間遅れでしたが、元気な様子だったので安心しました。

佐々木さんには休む暇も有りませんが、写真を撮ったら下山にかかります。下山に許される時間は3:30と、余裕とは云えませんが、ゆっくり歩いてもゴンドラには間に合う時間のはずです。

下りでも足が攣る人が出ましたが、何とか乗り切ってゴンドラ運転時間内にゴンドラ上駅に到着、全員無事帰り着く事が出来たのでした。

時 間:
7:20ゴンドラ上駅−8:40大品山−10:20ピーク1756m−11:50頂上13:00−15:20大品山−16:35ゴンドラ上駅
登山道:有り

水 場:ゴンドラ駅


「2.5万地図」

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4.3k×4.0k辺りが頂上


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