干支と西暦の山に登る「荏原山歩会」だより


「西暦の山旅」 (行田山)(大谷嶺) 2000m


【日 程】2000年9月23日
【山 域】静岡安倍奥
【山 名】大谷嶺(おおやれい)(又は行田山(ぎょうだやま))2000m
【地 図】1/2万5千:梅ヶ島
【交 通】安房トンネル→H長野→H中央→笛吹ライン→R52→南ア街道
     →雨畑林道の早川町登山口
【水 場】登山口のみ
【メンバ】「荏原山歩会」三島M・W、富山橋M・W、春田M、野田M、
     武田M、大石W、砂田W、大久保W、金井W、結城Wの12人
【天 候】曇り〜雨
【タイム】今回=登り1:40・頂上0:30・下り1:20
     通常=登り2:00・      ・下り1:30                        
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干支の山と西暦の山に登る「荏原山歩会」恒例の、西暦の山への山行です。
ガイド地図では、この山を大谷嶺と表示しているのが通常ですが、山梨県早川町
では、この山を行田山としており、2000年の山としてイベントを実行するな
ど、かなり力を入れて売り出している様です。

今回の山行には2000年記念山行の他に、もう一つのお楽しみが有ります。そ
れは山SIGのザザンクロスさん(静岡県岡部町在住)との初顔合わせが出来る
事です。一体どの様な出会いになる事でしょうか。

22日
21:20 荏原公民館前出発
私が21:30発と思い込んでいたため、遅れての出発になってしまいました。

山梨県地方は今夜から雨が降り始め、明日も雨が降り続くとの予報が有り、雨に
慎重なリーダー三島さんは、中止を考え相談したそうですが、「行って来たい」
と云うメンバーの意欲に押され、とにかく麓までは行ってしまおうと云う事にな
った様で、天候を気にしながらの道中です。
出発して早速ぱらぱらと来た雨に、やっぱりだめかと思わされますが、それも上
宝村のオートキャンプ場では、星が見えるまでに回復、「明日まで持つのでは」
と思うほどでした。

3時間ほどので松本ICに、H中央諏訪湖SAで休憩し、今日の仮眠場所を笛吹
きラインの「とよとみ道の駅」に決定します。

甲府南ICで笛吹ライン(R140)に入るのに少々戸惑いましたが、無事に笛
吹川に出会い、左岸を行く笛吹ラインに入ります。「とよとみ道の駅」もすぐ見
つける事が出来ました。
当然ですが営業はしておらず、トイレも使えないのではと心配しましたが、トイ
レは開放されている事が判り一安心、おまけに辺りにはイベント用のテントが伏
せて有り、中には長テーブルも置いて有ります。
これはもしかして、格好の仮眠場所ではになるのではないでしょうか。

23日
結局、イベントテン泊したのは、富山橋MW、春田M、大石W、砂田Wだけだっ
た様ですが、エンジンをかけたままの大型車が耳障りで、ほとんど眠らなかった
感じだったものの、シュラフに入って横になったお陰で目覚めも快調、朝食を済
ませて出発の準備をします。
<帰りに立ち寄ったところ、今日だけの観光イベントとの事で、豊臣村の産物>
<の特売をしていました。ベットになったテーブルでは甘酒の試飲をしていま>
<した。                               >

気になる天気予報ですが、東の空は朝焼け状態ながら、「曇りで午後から雨模様
になる」との事、旨く行けば登りの時だけでも雨に会わないかも知れないと云う、
嬉しい予報です。

さて、早川町に向けての出発です。笛吹きライン→、富士川を渡る→R52→南
アルプス街道→早川町市街→雨畑林道→雨畑ダム→ヴィラ雨畑まで、順調に行く
事が出来ました。
ヴィラ雨畑では2000年の山「行田山」の記念バッジなど登頂記念品を販売し
ており、女性軍は早速のお買い上げです。頂上で投函すれば記念品を送って来る
という申し込み書も有り、1000円の振込み用紙付きでした。
ここは温泉宿泊施設になっており、入浴だけも可能で、食事もする事が出来るの
で、下山後に一風呂浴びて食事でもしたいところです。

狭い林道が続き、最終集落を過ぎたところにゲートが有りましたが、車の通行に
は問題は無い様子です。舗装が途切れて次第に悪路になって行きますが、2〜3
箇所の工事個所が有ったのの、無事早川町側登山口に着く事が出来ました。

08:40 駐車場(1600m)〜9:00
300Km越えの長いアプローチ報告でしたが、ここからが山行報告の本題です。

20台以上はは駐車出来るでしょうか、最近整備した駐車場の様で、水場とベン
チが設置して有り、仮設トイレも有ります。
駐車している車は我々以外には有りませんが、まだ少し時間が早いからか、今日
の空模様で敬遠されたからでしょうか。

この辺りの山は、下流地方で水害に見舞われた際、明治天皇から賜った山だとの
表示版が有り、大事にされている山の様子で、良い樹林が見られるかもと期待が
膨らみます。

少しづつ降り出していた雨でしたが、やがて本降りになる事が予想されるので、
雨具を着けての出発です。
登山道はかなりの傾斜の斜面をトラバースする様に付けられているので、あちこ
ちで小崩落をしており、それを綺麗に修理整備してありますが、もし整備がして
なかったら、かなり危険な登山道です。整備をして頂いた関係者の方々感謝をし
なくてはいけません。

09:20 1Km地点(1200m)
原生林かと思ったのですが、かなりの部分が伐採跡自然林か針葉樹の植林になっ
ており、残念ながら樹林観賞にはならない山の様です。賜った樹林は、この林道
を利用して切り出してしまったのでしょうか、「水源の森」と表示が見えますが、
大木は全くと云って良いほど見られず、植林も桧・唐松・トドマツ?など、針葉
樹の小木で、将来本当に水源の森になるのかなぁと、疑問に思える樹林です。

09:50 2Km地点(1630m)〜10:40
雨はもう本降りになっていますが、慎重な三島さんでもここまで来て引き返そう
とは言わないでしょう。天気はゆっくりと変化しているし、注意報が出る様な降
り方ではないので、そんなに心配する事は無いはずです。

10:10 梅ヶ島道出会い(1747m)
背の低い笹原にまばらなダケカンバの生える一帯になると、前方に稜線が近づき
左からの梅ヶ島道に出会います。もう残りは400〜500m、標高差70mく
らいでしょうか、富士見坂と名付けられた、ほんのわずかの急登を登ると頂上真
近です。

前方から話し声が聞こえ、夫婦らしき2人とすれ違います。サザンクロスさん?
と頭をよぎりましたが、人待ち風で無かったので声を架けませんでしたが、後方
で誰かに声を架けたらしく、我々と判った様です。
我々は山伏峠から来るものと思い、時間が有る様なので梅ヶ湯道方向へ散策に行
こうとしていたとの事、頂上には手拭「無稜桃源」を置いて有り、判る様になっ
ているとの事、私も出発時に「無稜桃源」持とうとザック内を探したが、見つか
らなかったのが残念です。

サザンクロスさん夫婦


10:40 (行田山)「大谷嶺」(2000m)
荷物の上に「無稜桃源」が有り、その近くに「大谷嶺」と「行田山」の立派な標
柱が見えて頂上到着です。
2000年9月23日、「荏原山歩会」メンバー12人、西暦の山「(行田山)
・大谷嶺2000m」登頂おめでとう。

そして、頂上で出会えたザザンクロスさん、初めての出会いをありがとうござい
した。

頂上は背の低い笹とまばらに樹木が有り、大谷崩れ側は当然ながらすっぱりと切
れ落ちています。天気が悪いので展望は全く無し、わずかに大谷崩れの下まで見
える一瞬が有っただけでした。

あわただしく記念撮影

あわただしく記念撮影、雨よけシートを張ってサザンクロスさんとの友好を深め
ようとしますが、なにせ雨が降っているので先行きが心配、早々に引き上げよう
とする三島さんの意見があって、名残惜しい下山になってしまいました。

11:10 下山
頂上で出会った地元山梨の女性2人と一緒に下山、途中で登って来る登山者とも
出会ったので、今日の登頂者は20人余りと云うところでしょうか、この天気に
もかかわらず、なかなかの賑わいの様です。

12:30 駐車場(1600m)
帰りはヴィラ雨畑で昼食、仮眠した「とよとみ道の駅」や勝沼に立ち寄って、お
土産などを購入、少々観光気分も味わって帰宅したのでした。

後記
西暦の山は、登る事に意義があり、展望は二の次と云う事でしょうが、やはり展
望が良いに越した事は有りません。今回の「(行田山)大谷嶺」は、本来展望の
良い山で、富士山や南アルプスが展望出来ると紹介してあります。

来年2001の山は無いとの事、従って、この山が21世紀への掛け橋になると
云う事で、来年もこの山でイベントが計画されているようです。近くならもう一
度訪れて展望を楽しみたいところですが、たぶん再度訪れる機会の無い山でしょ
う。
                    2000年9月24日   富山橋





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