干支と西暦の山に登る「荏原山歩会」だより


「紅葉の山旅」 富山県 大日平 1770m


【日 程】1997年10月5日
【山 域】北アルプス富山県、大日連山
【山 名】大日平(だいにちだいら)1770m
【地 図】1/2万5千:立山・剱岳 
【交 通】マイカーで称名滝駐車場
     富山地方鉄道立山駅--称名滝バスも有る
【水 場】大日平まで水場は無い
【メンバ】三島M・富山橋M・W、春田M、松村M、金森M、佐々木M・W、
     砂田W、大石W、藤木W、開W、の12人
【天 候】雨後曇り
【タイム】今回=登り3:00/頂上で1:20/下り2:30
     通常=登り2:00/       /下り1:30
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このルートは富山でも最も紅葉の綺麗な場所と言われ、知る人ぞ知る山域です
が、立山弥陀ヶ原に比べると、訪れる人も少ない山になっています。
今回「荏原山歩会」の3周年山行にこのルートを選んだのは、そんな記理由の
他に所要時間が短い事も有ります。
下山後に記念パーティの計画が有るので、その時間に余裕を持たせる意味でも、
取り付まで40〜50分、登り2時間程度と、このルートはちょこっと高山の
雰囲気も味わえ、最適と言えるのでは無いでしょうか。

07:00 富山市荏原公民館前出発
天候の判断が着かず大幅に遅れて、行き先も薬師岳登山口の折立に変更しての
出発でした。
尖り山の下付近に来ると空が明るくなり、ここで予定を元に戻し大日平に向う
事に決定、称名滝駐車場に向ったのでした。

08:00 称名駐車場
かなり低くまで雲が降り、視界と言えば近くの景色が見えるだけですが、この
辺りでもちらほら紅葉が始り、いよいよ紅葉の最盛期が近付いた様子を見せて
います。
今日はツアーに組込まれた旅行客が多いのか、次々と観光バスがやって来て滝
見物に向っている様です。 

08:15 称名滝(しょうみょうだき)駐車場発(970m)
登山の取付き口は称名滝の滝壷手前、そこまで15分程度の車道歩き、観光客
と一緒になって歩いて行きます。
対岸の八郎坂を見ると、数人のグループが登っているのが見えていました。こ
の時期は、八郎坂から弘法や弥陀ヶ原も、大日平と同様に紅葉が美しいので、
私も何回か登っていますが、バス道に出会うので、少々敬遠される向きも有る
様です。
      
08:25 取付き口(1040m)
取付きには標柱と金属板のルート図が有り、良く踏まれた道が始っています。
ここから1500mまで、樹林帯に付けられた急登を一気に登る事になります。
小止みだった雨もまた降出していますが、足元を見るとまだ水が流れる様子も
無く、まずは安心して取付きました。 

取付き口


08:45 休憩(1120m)
今日の体調を伺う休憩、全員まずまずの体調の様子です、雨は小降りながらも
降続く様になり、雨具を着けて我慢の登りになりそうです。
早くも下山の人達に出会いますが、この時間では出会って不思議も無いはず、
我々の方が予定よりかなりの遅れているのですから。
上部は朝の内雨が降っておらず、視界も良かったとの事ですが、我々が行着く
頃にはそうもいかないのでしょう。
 
09:20 猿ヶ馬場(1320m)
残念ながら雨は本降りになり、この辺りのブナの紅葉がかなり鮮明になって来
ましたが、霧に煙って遠くは見えず、近くでも色がくすんでいる様です。
 
09:50 牛ノ首(1470m)
ロープ場の急登を登り切ると痩せ尾根に出て、わずか10m下に川の流れが見
えます。登山道は右に折れ、しばらく痩せ尾根を行き、このルートでは一番慎
重な行動を要するする場所になります。
紅葉はこの辺りから盛んな様で、ナナカマドやウルシの赤は少々くすんでいる
ものの、小低木の黄色が美しく、遠望は無いものの、近くに見える紅葉だけで
も、結構美しい眺めになっています。

梯子や階段を登って行くと、痩せ尾根ながら水平な場所に出会い、休憩のポイ
ントになった所が有ります。
今年の夏、ここで休憩をしていた人がザックを落し、我が会のメンバーの一人
が、3回に渡って現場を訪れ、散乱した中身の内、80%の物を回収し、送り
届けたたと云う、美談の有る所です。
 
10:30 木道始り・大日平(1600m)
木道が始ればもう安心、傾斜は緩くなり、大日平の始りになります。今年は紅
葉と言うより、黄葉と言った方が良いと思うほど、黄色が目立つ紅葉となって
います。
赤くなるはずのナナカナドは赤茶色が殆ど、黄色になっている物も有る様で、
あまり見栄えがしません。代って、黄色になるカエデやダケカンバが美しく色
付き、小低木にも黄色い物が多い様です。

木道が始まる 大日平を行く

 
11:10 大日平小屋(1750m)
小屋に近付く頃には少しづつ雨は小降りになり、前大日岳から大日岳の稜線も
ちらほら見える様になり始めていました。しかし、雨の中を登って来た面々は、
雨と汗で濡れており、休憩すると寒いので、今日は小屋に入っゆっくり休む事
にしました。
 
昼食は、下から持って来た天然のマイタケの吸物で舌鼓、ビールを飲んで盛上
り、今夜の記念パーティの前段になったのでした。

12:30 下山
ようやく雨が上がり、展望が効くようになった大日平からは、前大日から大日
岳への稜線や、弥陀ヶ原や天狗平も見え始めていました。
小屋裏の滝見台へ行き、水嵩を増して流落ちる動滝を見て、廻りの紅葉の美し
さに感嘆し、下山の途に着きました。

不動滝

 
13:30 牛ノ首(1470m)
 
13:50 猿ヶ馬場(1320m)

15:00 称名駐車場(970m)

ハンノキ滝


後記
大日岳に向わずゆっくり休んだ事で、体力と気力に余裕が出来たか、帰りの道
はワイワイガヤガヤと賑やかな事で、楽しい下山の山旅でも有りました。
雨が降り足元が滑り易いかと思いましたが、さしたる危険な事もなく、乾燥時
でも一人や二人は尻餅をつきそうな道ですが、全員一度も尻餅をつかないで下
山が出来、安全登山が出来た事にほっとしたのでした。

               1997年10月21日 富山橋


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